ボディタイプ

前々から気になっていた「車のボディタイプ分類」について調べてみた。()内には代表的な車種。

セダン

エンジンルーム、乗車空間、荷物空間(トランク)が3つに分かれた、3BOXという形状が一般的。
ドアは4枚あることが普通。(2ドアセダンも存在する。)
乗車空間の屋根を車の後端まで伸ばし、後ろにテールゲート式ドア(いわゆるハッチバック)を設置したものも、セダンの一種とみなされる。この場合は、「ハッチバック・セダン」という言い方が正式でしょうか。
3ドアハッチバックセダン・5ドアハッチバックセダン。こういう言い方をするのでしょう。
(クラウン)

クーペ

箱型の馬車の後ろの部分を、「斜めに切って」スタイリッシュな姿とし、2名乗車を基本とするスタイル。
これがクーペということらしい。実用性よりもスタイルを重視。
となると、自動車でのクーペは元々「2人乗り」「2ドア」「後部が斜めに切り立っている」がポイントか。
ここに、後部への荷物の出し入れなどの機能をもったテールゲートを追加すれば、3ドアハッチバッククーペということになろう。
最近のクーペは「後部座席を追加した」2+2のものが主流になっている。
トヨタ2000GTスカイラインクーペ)

オープンカー(コンバーチブル

ベースはセダン、もしくはクーペスタイルだが、屋根の部分を取り外しできるようにして、
箱型とオープンの両立を目的としたものの総称を言う。
意味は、「変換」という英単語convertに、「可能」の意味を持つibleがくっついた、convertible;変換可能。
オープンと箱型の変換が可能という意味になる。
屋根の部分は割としっかりした造りになっていて、クローズド状態を基本に考えていると言える。
カブリオレも同じ意味で使われることが多い。
BMWコンバーチブル、ゴルフカブリオレセリカコンバーチブル

オープンカー(ロードスター

オープンカーの中でも、「軽量・軽快」「2シータ」という条件を満たすものの総称をいう。
今や、日本で「ロードスター」といえば、多くの人が「マツダロードスター」の事だと思うだろうが、
実は、ロードスターというのは、この手のタイプの車の「総称」であり、カローラRX-7といった、
車の固有名詞ではない。
コンバーチブルとの決定的な違いは、「オープン状態」が基本であり、幌はあくまでも雨よけである。
という考え方にある。(これはロードスターに限った話ではなく、オープンカー全てに言える)
フェアレディZロードスターMR-S

ミニバン

日本で言う「ミニバン」とは多人数が乗れるような車、3列シートの車のことを指すことが多い。本来、北アメリカでフルサイズのバンを少し小さくしたのがミニバンと呼ばれていたのが、いつの間にか日本に「ミニバン」という言葉だけ入ってきてしまった。
(オデッセイ)

1BOX

厳密にはキャビンしかない車を指す。エンジンが床下にあります。
ニッサンのエルグランドなどは1.5BOXになります。1.5というのは、キャビンが1.0で、エンジンルームが0.5で足して1.5となるわけです。
ハイエース

SUV

SUVは「スポーツ・ユーティリティービークル」の略です。日本語に訳すとスポーツ多目的車となります。クロカン4WDよりも車高を落として、オンロード性能を向上させたものがそう呼ばれています。
フォレスターアウトランダー

ワゴン

前述のセダンの項で出てきたハッチバックセダンのことを、ステーションワゴンという言い方をすることもあるが、元々駅に人と荷物を送り迎えする目的の馬車、つまり駅馬車=ステーション・ワゴン が語源。この場合、3BOXではなく、2BOXという呼称となる。
基本的に5ドアで、荷室が車内と一体化している車をステーションワゴンと呼ぶ。
レガシィ ツーリングワゴン)


そんなわけですが、この説明では蔑ろにされている軽自動車全般ってのはどこに属するのでしょうか。それとも、軽自動車は軽自動車なのかな
コンバーチブルの項目にある車種とか普通にわからんし。代表的な車種がわからないってことは、俺、もしかしてコンバーチブルって見たことないんだろうか。
ちなみに、この知識を飲み会で披露したところで、モテませんのであしからず。むしろちょっとキモイです。