真夜中から朝方にかけてショーシャンクの空にを観る。
全体的にダウナーな展開で、前半は特に酷い描写が多く目を伏せたくもなるが、仲間と打ち解けるあたりからは希望を胸に毎日を過ごす主人公に不思議と刑務所内の生活が楽しく見えてくる。ただ、長年刑務所でしか過ごしていない人が釈放されたところで、人の目、町の発展についていけず、恐れ、「犯罪を犯してでも刑務所に戻りたい」という心境になるのは皮肉なものですな。終身刑というのは人間を廃人にする刑なんだって。じわじわと。
ただ総じて言えるのが、人は皆、自由や開放を求めるものだと。形はどうあれ、だ。
モーガン・フリーマンがとてもはまりであって、ラストの再会のくだりは名シーンと呼ぶに相応しいものである。
それにしてもこの主人公、無実の罪で入所し、だんだん悪人になっていく。最後にはすっかり所長を騙しあげてたし。