虫の寄らない電灯は作れるか
光か熱か
ふと疑問に思ったんだが、虫は光によってくるのか、はたまたそれの発する熱によってくるのか。
当初は光によってくるものだと信じて疑わなかったが、蚊なんかは光ではなくやたら人間に集ってるように思える。もしかして人間からでる熱につられてきてるのではないか。もし、光ではなく熱によってくるものだとすれば、熱を発しない(或いは発熱を抑える)電灯をつくることができれば、虫はよってこないのではないか、と。
今現在、最も有力な説としては、
昆虫は一般に光源に向かって進む「走光性」という習性を持ちます。
ということ。いきなり出鼻をくじかれる形になったが、つまり、虫は光によってくるというのが世界の真理であると。ちなみに、夜の電灯に虫が集まるのはこの走光性の罠といいますか、あれは集まってるのではなく、抜け出せない状態らしいです。本題とはずれるので、これはまた別のお話。
走光性という習性については、なぜ起こるのかまだ解明されてないみたいですが、やはり熱に集まってきてるわけではないようで、そうなると虫のよらない電灯は実現不能なのか。
可視光線領域
そこで満を持して登場するのが、虫の可視光線領域(虫に対して可視光という表現は正しいのかどうかわからないけど)。
なんだ、意外とあっけない。つまるところ、虫の目では見難い波長をつかってやればいいだけのことだった。ただ、着色性などの問題もあるようで、生活に使うには多少工夫は必要らしいが。
ちなみに蚊だが、
まずヒトが吐き出す二酸化炭素を感じて飛び立つ。次に人体からの熱の流れや湿った空気を感じて突進する。
普通より体温が高く、湿っているヒトは蚊に刺されやすい。また、太っているヒトが蚊に刺されやすいのは、少量の運動で汗をかきやすいためである。
だそうです。虻なども生態的には似たようなものらしく、ヒトを襲う猟奇的な虫たちは熱に対しても敏感に反応するみたいですよ。デブさんは、蚊に刺されたくない一心で運動をしなくなり、ひきこもってご飯ご飯!さらに太るという悪循環。夏はデブ促進期間ですね。
社会に生きる
最後に、似たような習性として挙げられるのが、仕事帰りのサラリーマンが光(飲み屋)によってくるのは、可視光線領域とかそんな大それた話ではなく、ストレスらしいです。明日もがんばれサラリーマン。